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五月晴れで田植日和の5月14日、2回目となる地域を学ぶ昼食会が開催されました。

今回のメインメニューは「あめもち」と「草団子」。摘んだばかりのよもぎで作った草もちと草団子に、麦芽あめときな粉をかけて食べる、この料理は、田植時の”たばこ”(労働の合間のおやつのこと)の定番メニューだったそうです。

 

 

草餅

お餅用には乾燥させたよもぎを使い、昼食会の2日前について、のし餅にしました。

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のし餅を切り、焼いてから麦芽あめときな粉をかければ”あめもち”のできあがり。IMG_1543 IMG_1576

草団子

摘んだばかりのよもぎを茹でてミキサーにかけます。

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粉によもぎを入れ、練って団子状に丸めてから、湯を沸かした鍋の中に団子を入れ、浮いてきたら引き上げます。

最後にきな粉をかけていただきます。

よもぎの鮮やかな色と香りに歓声が上がりました。IMG_1558IMG_1573

他にも春の食材がテーブルに

お餅とお団子に加えて、「ひき菜汁」と「菊なます」も作りました。

大根、人参、ごぼうなどを千切りにしたものを「ひき菜」といいます。これらの野菜に糸こんにゃくもいれてお吸い物にしました。

菊なますは、よもぎの緑に映える、きれいな紫色をした「もって菊」で作りました。

そして竹の子のお漬物も並びます。

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思い出話をしながら、いただきます!

参加者の皆さんにとって、田植の記憶が甦る懐かしい料理のようです。

「子どもの時は、朝にたくさんのお団子丸めて10時と3時のたばこに持って行ったんだよ」

「機械も車もなくて体力を使うから、3つも4つもお餅食べたもんだね」

「昔はよもぎの代わりに”ゴンボッパ”っていう葉っぱも使ったよね」

などと、教えていただきました。

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今回使った麦芽あめと青ばた豆きな粉は、講師の首藤和子さんの手作りです。発芽させた麦を餅米と合せてふかし、発行させたものを煮詰めて作る麦芽あめは時間と手間がかかるので、手作りするお家は大変少なくなっています。懐かしく、そして貴重な知恵と味を、しっかり残して行きたいと改めて感じ入りました。

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