クラウドファンディングで先行販売実施中(〜3/31まで)【まちづくりをゲームで体感】地域経済やSDGsを学ぶ新感覚ボードゲーム誕生
国立大学法人横浜国立大学(以下、横浜国立大学)の池島祥文准教授(大学院国際社会科学研究院)、志村真紀准教授(地域連携推進機構地域実践教育研究センター)、伊集守直教授(大学院国際社会科学研究院)と一般社団法人南三陸研修センター(以下、南三陸研修センター)は、共同で研修型ボードゲーム「みんなのまちづくりゲーム in cities」を開発し、南三陸研修センターから4月の販売開始を予定しています。本ゲームは、南三陸研修センターの地域経済を学ぶ研修型ボードゲーム「みんなのまちづくりゲーム」を改編して、都市部を含む地域経済やSDGsをチームで楽しみながら学べる研修・教育の新感覚ボードゲームです。 【誕生の経緯】 今回開発した「みんなのまちづくりゲーム in cities」(以下、みんまちin cities)は、2015年に南三陸研修センターが販売開始した「みんなのまちづくりゲーム」(以下、みんまち)を改編して開発された商品です。 横浜国立大学の池島祥文准教授(大学院国際社会科学研究院)、志村真紀准教授(地域連携推進機構地域実践教育研究センター)、伊集守直教授(大学院国際社会科学研究院)は、みんまちの循環経済・地域経済をチームで考えるだけでなく、高校生から、大学生(授業やゼミ)、社会人(企業研修等)と対象の範囲も広いという優れた特徴に着目し、2017年から南三陸研修センターと共同で、横浜・神奈川版を意識した改編を開始しました。大学の大人数授業では地域が疲弊していることやそこからの地域再生が必要なことは学べても、その仕組みを一人一人が体験できるような仕掛けが難しく、机上の学びになりがちでした。そこで、地域経済や地方財政の仕組みを擬似的に体験できるゲームを授業に取り入れようと、「みんまち」に着目しました。また、神奈川県は都心に近い東部とそれ以外の県央、県西と大きく性格を異にしており、全国的には首都圏にある豊かな地域と認知されている一方で、県内における都市間格差が大きいという特徴があります。「みんなのまちづくりゲーム」が震災復興に取り組む南三陸町を想定した設定になっていますが、「みんまち in cities」では都市部や地方都市も含めて、より日本全国を想定してのプレイが可能となりました。本ゲームを通して、「地域経済、エネルギー、環境、SDGs等まちづくりにおける大切な要素を、ゲームを通して楽しく学び、まちづくりを自分ごとにできる社会を実現したい」という願いを込めています。 【みんまち in citiesの概要】 このゲームでは、チームで地域の経済や行財政の仕組みを学びながら、自分たちが住みたいと思える、まち・地域を実現するためには、どのようなアクション・政策が効果的なのかシミュレートすることができます。ゲーム上で数年間分(3〜5年が目安)のプレイを実施することで、まちがどのように変化していくのかを理解することができます。 【みんまちin citiesの特徴・効果】 ・ゲームをプレイするだけで、地域経済や、地域とSDGsの関わり、人口と環境など、まちづくりの要素が自然と体感できます。