下記の内容は、全てのプログラムに共通する一般的なものです。各プログラムごとの持ち物や留意事項は、各プログラムの詳細をご覧ください。これら留意事項への配慮を怠り、万が一の事故・トラブル等が起こった場合、当方では対処しかねますので、ご了承ください。

安全への配慮について

一 般社団法人南三陸研修センターでは、日々安全に対しての準備を行っています。必要な資格の取得やトレーニングに努め、参加者の皆さまが安全・安心にプログ ラムを受けられるよう努力を行っています。また、プログラムの受け入れ先となる団体も、危機管理において経験豊富な信頼のおける団体のみご紹介しておりま す。

保険について

安全には十分配慮してプログラムを実施しますが、町内は復旧整備がまだ済んでおらず、また気象条件に よって思わぬ事態が発生することも予想されます。そのため、プログラムを受講される際には傷害保険への加入をお願いしています。ご希望の方は、以下の国内 旅行傷害保険に加入することができます。これは、プログラム中の事故によるケガや、他人の身体・財物に損害を与え、法律上の損害賠償責任を負担することに よる損害を補償するものです。
詳しくはお問い合わせください。

体調管理

体調は万全で臨み、自己管理に努めてく ださい。また、体調に異常を感じた場合は、なるべく早く現地スタッフに申し出てください。町内には診療所が1か所しかなく、症状によっては隣の市の病院に までいかなければならない場合もあります(町内から車で30分以上)。また、場所によっては救急車ですら到着するのに20分以上かかる場合があります。
参加者に持病・アレルギーなどがあり、プログラムに参加するにあたり特段の配慮が必要になる場合には事前にお知らせください。

危機管理

プログラム中、危険と思われる場所には立ち入らないでください。特に防災庁舎のある市街地周辺は地盤が沈下しており、満潮時、大雨時には冠水が見られますので、気を付けてください。
復旧工事のため、町内は常に大型のダンプカーが行き交っている状態です。道路を通行の際には十分注意してください。地震発生時には、即座に正しい情報の把 握に努め、現地スタッフの指示に従い、高台に避難してください。万が一、現地スタッフがそばにいない状況も想定し、自分の身は自分で守る意識を持ってくだ さい。

季節ごとの注意

【夏季】
夏であっても、夜間は20度ほどまで気温がさがります。また昼間でも、この地域に特有の霧「やませ」の影響で冷え込む場合があります。長袖の羽織るものは必ずご用意ください。
野外で活動するときは、熱中症対策の帽子、水分、タオルは必ずご用意ください。涼しく感じても、自分が思う以上に汗をかいている場合があります。
【冬季】
冬季には積雪・路面の凍結が見られます。滑りにくく、防水性のある靴(スノーシューズ、長靴など)を着用してください。
冬季には、日中でも気温は氷点下まで下がります。十分な防寒着をご用意ください。

地域の方々への配慮

住民の方は、直接受けた被害の大きさに関わらず、多かれ少なかれ心の傷を負っています。現地の方に震災のことやプライベートなことをきいたり、写真撮影をしたりするときは、相手や周囲の方々の気持ちを第一に考えてください。
ただの空き地のように見えても、そこは誰かの家や暮らしがあった場所、誰かが命を落とした場所かもしれません。ごみを落とさない、つばを吐かないなどの最低限のマナーを守り、行動や言動には注意してください。
風景や建造物を撮影することはかまいませんが、 人や仮設住宅にむやみにカメラを向けるのはご遠慮願います。
夜間は街灯が少なく、出歩くのは危険です。また、やむを得ず外出する際には、話し声が周囲の住民への迷惑になる場合がありますので、お静かに願います。

自然環境への配慮

南 三陸町は豊かな自然環境を有し、分水嶺を町境とする地形が特徴的です。そのため、山に注いだ雨は全て町内の川や里を伝って志津川湾に流れます。この豊かな 自然環境を守るためにも、資源は節約し、ごみは極力出さないように心掛けてください。また、野外での活動の際には、草木を傷つけない、出したごみは持ち帰 ることを守ってください。