研修プログラム

南三陸町ならではの特徴的な研修プログラムがあります

研修プログラムとは?

大学生のゼミ研修やスタディーツアー。新入社員研修などで活用できるプログラムです。体験学習との違いは、インプット・フィールドワーク(体験)・アウトプットが一つのプログラムに含まれているため、深い学びを得ることができます。
研修プログラムでは、地元の住民が講師を務めます。地元講師の知識や技術はさることながら、生き様や信念に触れ、学ぶことも多いと考えます。新入社員研修・企業ボランティア・企業研修や大学での研修等でご利用頂けます。

タコから始まるソーシャルビジネス
オクトパス君の色塗り体験、ワークショップを行います
タコから始まるソーシャルビジネス メイン

南三陸トレイル〜入谷編〜

入谷地域を歩き、ヒントを元にアイテムを集めます。

南三陸トレイル~入谷編~

よい山、わるい山

山の中でレクチャーを受け、間伐体験を行います。

間伐体験

人や自然のつながりを体感する。世の中の見方が変わる。

豊かな森里海に恵まれた南三陸町。
山に降った雨は、沢を下り、田畑を潤します。
栄養分を含んだ水は、川を伝って志津川湾にそそぎ、美味しい魚や海藻類を育みます。
湾には暖かい海流がながれこみ、蒸発した海水は、やませとなってまた山を潤します。
一人の人間は、自然の循環の中で生かされている存在です。
一人ひとりが、人のつながりの中で自分の役割をまっとうし、まちや社会が動いていきます。
そうして連綿と続いてきたこの町の在り方、人の生き様に学ぶことがあるのではないでしょうか。

南三陸ラーニングセンターは、若い世代が南三陸町で学び、成長するための後押しをします。

多彩な地元講師

ラーニングセンターの研修プログラムでは、地元の住民が講師を務めます。彼らの知識や技術はさることながら、生き様や信念に触れ、学ぶことも多いと考えます。新たな出会いは、自分の世界や価値観を広げるきっかけになります。

宿泊施設も完備

宿泊研修施設「南三陸まなびの里いりやど」を運営しているため、研修や宿泊の場所に悩む必要はありません。研修室が2部屋あり、宿泊は40名まで可能です。いりやど以外の場所での実施も可能です。

課題先進地

東日本大震災後、被災地ではあらゆる社会課題が10年早回しになって表面化していると言われています。この町の姿は未来の自分の町の姿であり、この町で学ぶことは、きっと今後あらゆる地域、分野において意味があることだと考えます。

セミオーダーメイド

現地を訪れたことがなくても、簡単に目的に合った研修日程を考えることができます。個々のプログラムは、2時間~全日で完結する形をとっており、研修の目的、スケジュールに合わせて自由に組み合わせることが可能です。

ひとつのプログラムで、ひとつの学び

ラーニングセンターの研修プログラムはインプットからアウトプットまでの完結した形でご提案しています。ただ体験して終わりでなく、いかに自分自身や自分の地域に置き換えて考え、研修後も自分の生活に活かせるかどうかが重要だと考えます。そのために、まずレクチャーで課題や現状を認識します。そしてフィールドワークで人と関わり、身体を動かして感じたことを、ワークショップ等で咀嚼します。この一連のプロセスによって、研修プログラムを自分の学びとして持ち帰ることができるように設計しています。

震災の教訓に学ぶ

今や日本のどの地域に住んでいても、災害と無縁とは言えません。未曾有の震災を経験した南三陸町から、災害への備えや、復興に向かう人の強さを学びます。

人との出会いに学ぶ

人との出会いは、どんな授業や教科書よりも、多くの学びをもたらします。南三陸町では、町や建物は流されても、「人」という財産は残りました。この町で生きる人の生き様から本当に大切なものは何か考えます。

自然の循環に学ぶ

これからの社会において、自然との共生は一人ひとりが考えなければならないテーマです。森里海がコンパクトにまとまった南三陸町は、自然の循環を学ぶのに適しています。自然豊かなフィールドで、環境への理解を深めます。

こんな方におすすめです

大学のゼミ合宿やフィールドワークを企画している

ラーニングセンターでは、これまで多数の大学の研修のお手伝いをしてきました。調査やフィールドワークの目的が決まっている団体には、本格的に現場に出る前に南三陸の現状を知る機会として、町内視察「南三陸、今を生きる」や地域の方の体験談を聞く「What would you do?」がおすすめです。また、リーダー研修やキャリア教育には、「話し合う」や「力を合わせる」等、伸ばしたい要素によって研修プログラムを選択することができます。

今まで何度かボランティアで被災地を訪れたことがある

震災から4年が経ち、町内の住民の方々も、「助けてもらうばかりでなく、南三陸で楽しんでもらいたい」という思いが強くなっています。半日ボランティアに汗を流した後は、がんばっている地元の方の取り組みを聞きながら、楽しむ要素も有り、何か学びとして持って帰れる…そんな研修プログラムはいかがでしょうか?「若者の漁業離れを食い止める」ではホタテやワカメの試食も有り、「タコから始まるソーシャルビジネス」では、オクトパスくんの色塗り体験もできます。ボランティアに取り組む意義が、より一層感じられるかもしれません。

企業の新人社員研修を企画している

震災後、被災地の視察やボランティア活動を新人研修の一貫として取り入れる企業が増えています。震災後、若い世代がそれぞれの信念を持って働く姿は、同世代の心にもきっと響くはずです。(「農業で(なかま)を生み出す」「What do you work for?」)また、力を合わせて作業を行い、町の生態系を守ることにもつながるプログラム「火防線トレイルプロジェクト」もおすすめです。