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地域住民とボランティアの力で、入谷地区の山「ばば山」を整備し、花見山にするプロジェクトが進行中です。11月より本格的に植樹を行い、ついに今年度の目標数を植え終わりました。そして12月9日、除幕セレモニーを執り行い、新たな憩いの場の誕生を宣言しました。

今年度16団体 283名のボランティアの方々が整備に参加

2015年より、ボランティアや研修のフィールドとして多くの人が関わってきた「ばば山」。今年度、花見山プロジェクトが始動して以来、実に16団体283名のボランティアの方々がこの整備に加わってくださいました。11月以降は植樹を開始し、花桃225本、つつじ200本、ヤマボウシ13本、あんず5本、計443本を植樹しました。そして、12月9日、新たに設置された看板のお披露目として、除幕セレモニーを行いました。

見違えるようにきれいになった花見山

青空の下、入谷に新たな憩いの場の誕生を宣言

晴天に恵まれた花見山に、地域住民や関係者が集まりました。皆、見違えるようにきれいになった花見山に驚きながら、山道を登っています。

まずは記念植樹です。今季の植樹分の最後の5本をみんなで植えました。「来年花が咲くのが楽しみだね」と、自然と笑顔がこぼれます。

記念植樹をするドコモ社員の皆様

最後の苗木を植え終わったところで、花見山プロジェクト実行委員長の阿部勝善さんより、ごあいさつがありました。今回のプロジェクトでは、仲間とともに延べ93日にもわたって作業を行った功労者です。

「花見山は地域住民20年来の悲願。こうして皆さんのお力添えで植樹が完了して嬉しい。来年の花が咲くのが楽しみ」と、喜びを語りました。

いよいよ除幕です。ファンファーレの合図で、景気よく白幕が引かれます。

除幕に臨む地域住民と関係者たち

景気よく白幕が引かれる

花見山プロジェクトの看板がお目見えし、新たな憩いの場の誕生が宣言されました。

㈱NTTドコモ様に、感謝状を贈呈

今回のプロジェクトにあたり、かねてより温かい応援をいただいている㈱NTTドコモ社員様より、苗木400本の寄贈をいただきました。このことに感謝の意を表し、㈱NTTドコモCSR部部長川﨑博子様に感謝状が贈呈されました。

ドコモ様の取り組みについてはこちらをご覧ください。

東日本大震災の被災地自治体等に対して新たに復興支援の取り組みを実施―宮城県南三陸町の「花見山プロジェクト」に苗木400本寄贈―

感謝状が贈呈される

ご縁のあたたかさを実感

綺麗になった花見山を目の当たりにして、全員がじんわりとした感動につつまれました。花見山プロジェクトは、20年以上前から地域づくりに尽力してきた方々の思いが根底にあります。そして、震災以降南三陸に思いを寄せていただいた多くの方々の存在無しには成し得なかったことでした。目の前のこの光景は、昔からの地域住民の思いと、震災以降のご縁が実を結んだ結果です。この山をいつも眺めながら暮らしている地域住民にとっても、大きな希望となるのではないでしょうか。参加された方々は、花見山を歩きながら「山頂に東屋が欲しいね」「来年の花見山感謝祭は大々的にやっぺし」と、次なる構想を語り合っていました。

花見山プロジェクトもひとつの区切りを迎え、次のステージに向け、いっそう思いを強くした日となりました。

花見山看板の前で集合写真

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